三兎物語は盛岡市の英語とスペイン語の教室です。情熱と充実のレッスンで真に役立つ語学力の習得を応援します。
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三兔物語 英語・スペイン語スクールについて
Q : 当教室の特徴を選びましょう。(複数回答可)

入会金不要。キャンペーン期間無し。
料金支払いは各レッスン毎。
完全予約制。キャンセル料無し。
レッスン日時指定無し。好きな時に来られる。
受験英語や試験対策も可能。
英会話だけじゃない。長文読解や文法も指導。
超一流大学の英語対策もバッチリ。
気まぐれで翻訳サービスも。
講師は英検1級&TOEIC985の実力者。

A : 正解は全て!詳細はページ右から。
映画で英語

過去に鑑賞した映画やドラマから、印象的な単語や表現をピックアップ。(再掲載+α)

A : One question, Frank. This guy screaming in here.
  You’re sure he’s a dead body?.
B : Why don’t you open the door and find out?
A : I’m sorry, Frank. I’ll take your word for that.

A : フランク、1つ聞くが、あの中で騒いでいる男は間違いなく死体なのか?
B : 自分でドアを開けて確かめてみたらどうだ?
A : すまない。お前の言葉を信じるよ。


1985年のホラーコメディ映画「バタリアン」から。米国のとある街の医療品販売会社で働くフランクは新入社員のフレディに仕事を手ほどき中、倉庫内のタンクをうっかり空けてしまい、中から謎のガスが噴き出してしまいます。このガスは昔、とある薬品会社によって開発されたのですが、死体を蘇らせる効果を持ってしまったため、軍に回収されたとウワサされるいわくつきの薬品でした。そして、その一部が手違いにより、彼らの会社に送られ、そのまま倉庫に保管されていたのでした。そのガスが漏洩により建物内に拡がり、医科大学に出荷するため、倉庫の一室に安置中だった遺体が蘇生し、暴れ始めてしまいます。慌てて社長のバートを呼び出すフランク。「この件が外部に漏れれば会社は潰れる!」と激怒するバートは全ての証拠をもみ消し、事件を隠蔽することにします。その一方、「扉の向こうで騒いでいるのが蘇生した死体」という状況を完全に受け入れられないバート。その彼がフランクに確認のために発したセリフが上です。

take one’s word for it または that の形をとり、「その件に対する○○の発言を受け入れる」が直訳になります。要は believe や trust の意味ですが、語調の良さも手伝ってか、相当使われる表現です。実際、同表現が上述の遺体を袋に詰め、「病気の犬」と偽って友人の葬儀屋アーニーに焼却を頼む場面でも使われています。

A : Take them to the animal shelter.
B : I just can’t do that. You must take my word for it.
A : 保健所に持って行けよ。
B : とにかくそれは駄目なんだ。俺の言葉を信じてくれ。


本作はホラー映画としては会話の場面がかなり多いのですが、セリフがしっかり作りこまれており、役立つ様々な表現を学ぶことができます。上の他にも・・・。

A : If I let you use the crematorium, what’s in it for me?
B : What do you want?
A : The way I see it, this is a pretty big favor.
B : Whatever you want. So help me.

A : もし焼却炉を使わせたら、何をしてくれるんだ?
B : 何が欲しい?
A : 見たところ、こいつは大きな貸しだぞ。
B : 欲しいものなら何でもやるさ。だから助けてくれ。


What’s in it for me? は「その中には私のために何がある?」が直訳です。要するに「その件で私にどんなメリットがある?」の意味になります。「私が見るには」は日本語でも頻繁に使う表現ですが、英語では the way I see it が完璧に相当します。favor は「親切心」「親切な行為」の意味です。これを用いた質問は以下の2つが便利です。どちらも「1つお願いがある」の意味ですが、主語によって視点が異なるため、動詞が変わります。

May I ask you a favor?
親切な行為を1つ頼んでもいいですか?

Can you do me a favor?
親切な行為を1つしてもらえますか?


<本作について>



1980年代のホラー映画を代表する作品の1つ。謎のガスが原因で蘇った遺体を友人の葬儀屋に焼却してもらった結果、その煙が薬品を含んだ大雨を降らせ、墓地の無数の遺体がゾンビ化。更にガスを吸引したフランクとフレディの体にも徐々に異変が・・・といった感じの物語。「死体が蘇って人を襲い、生存者らが立てこもる」という古典的なゾンビ映画の型を踏襲しつつも、ゾンビ達が理性を持つ、会話ができる、普通に走る、脳を破壊しても活動停止しない、といった独自の要素が採りいれられ、公開当時はかなり話題になったと記憶しています。そう言えば日本では登場する老婆のゾンビと邦題を絡めた「オバタリアン」なる流行語も生まれました。自分が初めて観たのは中学の時で、劇場公開から数年後のテレビ放送でした。コメディ要素も含まれている本作ですが、当時は結構怖かったです。シリーズ化され、5まで制作されましたが、特に1である本作の人気が高く、ファン達の尽力でDVD化が実現したという逸話もあります。ちなみに「バタリアン battalion」は「大軍」の意味ですが、これは邦題であり、原題は「The Return of the Living Dead 帰って来た生きる屍達」になります。これは本作が1968年のゾンビ映画の古典「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の精神的続編、オマージュ、パロディ、といった側面を持つためです。なお、脚本を書き、本作が監督デビューとなったダン・オバノン(2009年没)は何とあの映画「エイリアン」の脚本家でもあります。

最近のレッスンから

out of Aは「Aの中から」「Aの外へ」の意味です。from に意味が近く、互換可能な場合もありますが、「中から外へ」という印象が強いです。

Get me out of here!
俺をここから出してくれ!

He took a gun out of his pocket and shot down all of them in a flash.
彼は拳銃をポケットから取り出すと、瞬く間に全員を片付けてしまった。


上の例文は物理的な意味での用法ですが、比喩的な意味でも様々な使われ方がされ、それらは慣用的に用いられます。

Suddenly a deer came out of nowhere. I stepped on the brakes hard but it was too late. 突然、どこからともなくシカが現れた。私は必死にブレーキを踏んだが間に合わなかった。

「何も無い場所から」が直訳。日本語の「どこからともなく」にピッタリの表現。


Get out of my sight.
俺の目の前から消えろ。

sight はここでは「視界」の意味。「俺の視界の外に出ろ」が直訳。


Out of sight, out of mind.
去る者は日々に疎し。

諺です。「視界に入っていないと、心の外へ出ていってしまう」が直訳ですね。


Because of the storm last night, we had to move fallen trees out of the way several times to get to the lake. 昨晩の嵐のため、湖に着くまでに幾度か倒木を道から動かす必要があった。

「道の外へ何かを移動する」が直訳です。以下のように比喩的な意味で用いることも可能です。

A : What should I do? 僕はどうすれば?
B : Well, just stay out of my way. 俺の邪魔だけはするな。


According to the witness, the ship seemed to have gone out of control before hitting the bridge. 目撃者によると、船は橋に衝突する前、制御不能に陥っていたようだった。

「コントロールの外に出る=制御不能状態」の意味。分かり易いですね。


The elevator is out of order. Please use the stairs for a while.
エレベーターが故障中です。当面は階段を使ってください。

ここでの order は「正常な状態」の意味であり、「そこから外れている=故障中」の意味です。私物ではなく公共の物に対して用いら場合が多いです。


At the party, I was the only one who was dressed casually. So, I felt totally out of place. パーティ会場でカジュアルな格好だったのは僕だけだったんだ。完全に場違い感じたね。

これも有名なイディオムです。「本来いるべき場所の外にいる」という感じでしょうか?同義の表現に a fish out of water もあります。「本来いるべきはずの水の外にいる魚」が直訳です。イメージが掴みやすいですね。

When playing with other boys, I always felt like a fish out of water. I would feel more comfortable with girls. Eventually I began to believe, "I might be a man only physically."
他の男の子達と遊んでいると、いつも場違いな感覚でした。女の子達と一緒のほうが落ち着いたんです。やがて思い始めました。「自分は体が男性というだけなのかも・・・」とね。


His marriage proposal was totally out of the blue because we had been dating only for half a year then.
彼のプロポーズは完全に青天の霹靂でした。付き合い始めてほんの半年でしたから。

これも有名なイディオムです。日本語の「青天の霹靂」と全く同じで、「青空から突然落ちる雷鳴の如く」のイメージです。正確には out of the clear blue sky になります。


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